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DULCE ET DECORUM EST
*** TF Cybertron+GFオマージュ内容 追加データまとめページ

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はじめに

このページは2013年6月にイベントにて配布しましたトランスフォーマーギャラクシーフォースの海外版であるCybertronのアメコミ【Transformers: Cybertron: Balancing Act】とCybertron及びギャラクシーフォースのアニメに関するオマージュデータをまとめた本『DULCE ET DECORUM EST』(以降“データ本”と呼ぶ)の追加情報(とデータ本には載せなかった細かいネタ)を載せているページです。ストーリー要約も一緒に参考するのをオススメします。

データ本『DULCE ET DECORUM EST』を手にしてくださった方向けの追加情報記載ページになります。そのため追加情報以外の説明は必要無いと判断して省いています。新たに発見した内容を発見でき次第、不定期更新で掲載しています。

テーマが『CYBERTRON=月との立場逆転』ですので、それに該当する内容がある事を先に述べておきます。
また、CYBERTRONをサイバトロン星と表記する事に個人的に違和感がある為、そのままCYBERTRONとしています。


追加情報

  1. アメコミのダークスコルポノックがオーバーランからのアクセスで操作されたオートガンにより攻撃(この時点では判明しておらず、後の説明場面で判明する)を受けセンチネルマキシマスが助かる場面、原作では長官の屋敷にラインを繋げて操作する描写である(詳細はデータ本参照)
    このダークスコルポノックのスカイフォールやセーフガード、センチネルマキシマスらのスパークのエネルギーに対するハングリーで貪欲な姿
    • 原作では長官らからの資源エネルギーの搾取に当たり、後に途中退場する点も両者とも同じである。

  2. センチネルマキシマスも含め過去のBWアメコミとの関連があるCybertronアメコミ(詳細はデータ本参照)
    ベクタープライムはBWのAxalon+スターウォーズのSith Infiltratorと言われている。
    • BWにも勿論スターウォーズパロがあり、これはオマージュ内容等含めたCybertronとBWの新たな結び付きとできる

  3. アメコミのジャックハマーとクラッシュはラムジェットに反する態度をとってしまったためにCYBERTRONにて命を落とした
    • 原作での「月世界では行儀の悪い奴は長生きできないんだから」に該当する

  4. 原作での彼女の立場は「同じ道を進む事を強制せず。場合によれば共同戦線」の考え方からTFという広義な存在としての考え方と言える。初代からのコンボイとメガトロンこそそう。

  5. TFはCYBERTRON(プライマス)により生まれた
    • 原作の「わたしは月世界の一部でありあなたの家族もそう」

  6. 原作での「羊飼いダビデと巨人ゴリアテのように」
    • ダビデとゴリアテの戦いは旧約聖書、ダビデがゴリアテへ「石を投げて」戦うもの。また、アメコミにてラムジェットとネメシスプライムのみが主に対して“Lord”と“Master”と呼んでいる。

      ベクタープライムはアメコミ冒頭でのみプライマスを唯一“Lord”と説明しており、以降この言葉を一切口にしていない。つまりベクタープライムは“knight-warrior of CYBERTRON(CYBERTRONに尽くす戦士)”ではあるがプライマスを自分の“主”とは思っていない事がわかる。

      • 原作での教授は月世界人であり月世界を良くするために動いてはいるが、「国家というようなものは存在しない。存在するのは個々の人間、それぞれが自身の行為に責任を有する」
        ちなみにこの場面、原作の主人公による「行政府の鉄の踵に踏みにじられていた」と面白い表現がある。


  7. 原作内にて聖書関係は勿論なのだが、アメリカ独立戦争についても語られている。
    • アメリカにとって独立戦争及び記念日は重要な出来事であり、加えてこれはかつてオートボットに奴隷設定のあった初代TFの歴史を表している。

  8. アメコミと原作の話のおおまかな流れは酷似している。(詳細はデータ本も参照)
    原作で自由を勝ち取った後、皆が集まりこれから新しい月世界が始まる事が発言される。
    • アメコミでは戦いの後のラストシーンにて“Let this day be a new beginning!”との台詞がある。
      ちなみにGF最終話にあたるCybertronアニメの副題は『Beginning』であり、ここでも原作とアメコミとアニメがリンクしている事がわかる。

  9. 原作の主人公の台詞より「お前はおれたちの紅はこべだ、~(略)~、おれたちの謎の男だ。~(略)~。おまえは常にそこにいるんだが、誰ひとりおまえの姿を見つけはしない。」

    【紅はこべ】イギリスの小説。ただ貴族・聖職者であるという理由だけでギロチン送りにされそうになる貴族達を救いだしイギリスへ亡命させる謎の一団が現れ「紅はこべ」と呼ばれるようになる。

    【ジョン・ゴールト】小説『アトラス・シュラッグド』の主人公。物語途中コロラド山中に拠点を移し、結末には労働者や役人などの資本主義の支配階がいなくなった荒廃した風景に直面。これを「新しい始まり」と呼んでいる。

    【スワンプフォックス】フランシス・マリオン。囮戦術や伏兵戦術を駆使して敵を混乱させ、物資を奪い、捕虜を奪還する等の能力に優れていたことから「スワンプフォックス」の渾名を持つ人物。近代ゲリラ戦の父と言われる。アメリカ独立戦争~活躍した実在の人物。

    • オーバーランはCybertronアメコミでは肉体を持たず、姿のない意識のみの状態。どこに居ようとも唯一モニターを通してのみその姿(顔)は目視する事が可能。後のダウンシフトの台詞から死んだものと考えられていたことがわかり、その場面の説明から初めてオーバーランの存在とそれまでの行動が判明する(上記1のオーバーランからのアクセスによる攻撃も参照)。

  10. アトランティスの紋様の図形について(詳細はデータ本参照)
    原作にて「わしらは二つの惑星の、三つの惑星の、全太陽系の十字路となれる」
    • スペースブリッジ計画及び新スペースブリッジ建設計画の形(CYBERTRONがこの十字路の交わっている中心)





更新履歴
2014.01.21 無配のストーリー要約ページ公開につきリンク、
	その他紹介文変更修正
2013.12.20 ページ公開

統一された左腕というキーワード

ベクタープライムに連れ添うミニコンのセーフガード、彼(アメコミにて彼表記されているのでこう呼ばせて頂きます)はベクタープライムの左腕に装備されています。 アメコミでラムジェットも連れ添うミニコンを左腕に装着してベクタープライムと対決しています。 データ本に記載しているネメシスプライムと原作主人公の左腕。この共通した左腕がキーワードとなっている事がわかります。

最後に

データ本及びこのページに目を通してくださりありがとうございました。 私的な事になりますが、アトランティスの紋様でGF/CybertronアニメとアメコミBalancing Actとオマージュ原作が一直線に繋がってるのが綺麗だと思えてなりません(アトランティスの紋様関係についてはデータ本の該当ページをご参照ください)。加えてそこを繋げているのがベクタープライムの存在である事が更に美しい形式に作り上げていると。 データ本に加えてこの追加情報からも更に少しでもこのオマージュ内容の面白さが伝わったら嬉しいです。そしてぜひ原作と見比べてみてください。

参考にさせて頂きました

分かりやすいアメリカ独立戦争 /歴史研究所 /アイン・ランド研究会


このページについて

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データ本こんなの→
A5/P18/表紙本文オールフルカラー/¥300
完売済み。今後増刷・再配布の予定はありません。


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